サッカー関東リーグ1部栃木シティFCなどで選手として活躍した古波津辰希(こはつたつき)さん(28)の「セカンドキャリア」が始まった。昨季限りで現役を引退しチームスタッフへ転身。「サポーターの応援やスポンサーの支援などは選手時代よりも肌で感じる。感謝の気持ちを持って頑張りたい」とかつての人気選手が新たな一歩を踏み出した。
沖縄県出身。Jリーグ栃木SCを経て、2020年に栃木シティFCに加入。入団2年目の昨季は、累積警告による出場停止の1試合以外全てに先発し、3得点5アシストと中盤の要として活躍した。
選手としては頼られる中堅となる年齢。仲間らからは「もったいない」とも言われる中で下した決断だった。「2年契約が終わり監督も代わった。新たなチームに自分は必要だろうか」。自問自答し、生まれ変わろうとするチームのため自ら一線を退く道を選んだ。