本條秀慈郎さん(提供)

 芸術選奨文部科学大臣新人賞に選ばれた宇都宮市出身の三味線演奏家本條秀慈郎(ほんじょうひでじろう)さん(37)は、磨き上げられた腕前でジャンルを超えた活動を展開し、国内外で活躍している。

 三味線は母親から勧められ、宇都宮南高生の頃に始めた。その後、桐朋学園大短期大学部(現・桐朋学園芸術短期大)へ進学。本條流家元本條秀太郎(ほんじょうひでたろう)さんと出会い、学生生活と並行しながら指導を受けた。

 2014年度に第25回出光音楽賞、宇都宮エスペール賞を受賞。17年度、日本文化を海外に伝える文化庁の「文化交流使」に指名され、その後さまざまな国で演奏した。

 昨年11、12月に行われたリサイタルでは独奏のほか、義太夫三味線や京都の柳川三味線、ピアノと共演し、バラエティーに富んだ演目を披露した。受賞について「日頃お世話になっている方々のご指導があってこそだと感じている。感謝したい。三味線は多彩な演出ができる。その多様性が魅力だ」と話した。