那須特別支援学校に併設された寄宿舎。老朽化などを理由に県教委は2022年度末での閉舎を決めた=2月下旬、那須塩原市

 大田原市議会は8日、本会議を開き、「県立那須特別支援学校寄宿舎閉舎の撤回と寄宿舎存続を求める」陳情を採択した。これを踏まえ、県と県教委に同様の意見書を提出する議員案を可決した。

 意見書では「県北地域で通うためには公共交通機関に障壁があり、特別支援教育を保障するには寄宿舎が必要」と指摘。寄宿舎について「家庭環境に困難を抱える児童生徒にとり、学習環境が整うだけでなく、福祉や相談支援、社会的自立につながる」とした上で「入舎生は建物の古さなど気にせずに生活を楽しんでいる。寄宿舎の存続を要望する」としている。

 市議会は同日、県教委などに意見書を提出した。

 陳情は、寄宿舎の存続を求める保護者や福祉関係者らが提出。大田原のほか、那須塩原、矢板、那須の3市町議会にも出されている。