栃木県内で2月末までに確認された新型コロナウイルス感染者数は4万6207人。2月は2万514人の感染が確認され、月別で過去最多、初の2万人超えとなった(いずれも3月25日現在)。
1月に1万76人の感染が確認され、初めて1万人を超えたばかりだったが、1カ月で倍増した。県内で新型コロナウイルス感染者が初確認されてから2年。今なお、ウイルスは猛威を振るい続け、過去最大となった「第6波」の収束にも至っていない。
感染者数の推移や市町別内訳、検査陽性率などをデータから振り返る。
*県が発表する感染者の陽性判明日に基づくため、変動があった場合は随時更新します
県内感染者数の推移
2月の1日当たりの平均感染者数は約733人。2月14日に陽性が判明した感染者数は1122人に上った。
県内感染者数の市町別内訳
宇都宮市ではこれまでの累計感染者数が県内市町で初めて1万人を超えた。
療養者数と退院者数の推移
療養者数(入院、宿泊療養、自宅療養など含む)は2月14日に過去最多の8858人にまで増加した。2月発表の死者数は60人に上った。
検査陽性率の推移
1月からさらに上昇を続け、2月中旬には50%前後にまで達した。検査なしで医師が陽性診断する「みなし陽性」の運用も本格的に始まった。
感染拡大前との人出比較
感染者の急増に伴って、市街地の人出は「第6波」以前に比べてやや減少傾向にある。