那須特別支援学校に併設された寄宿舎。老朽化などを理由に県教委は2022年度末での閉舎を決めた=2月下旬、那須塩原市

 栃木県教委が2022年度末に那須特別支援学校(那須塩原市)寄宿舎の閉舎を決めたことを巡り、保護者らから反対の声が上がっている。県教委は施設の老朽化に加え「遠方からの通学困難者が減少していること」を理由に挙げるが、寄宿舎の児童生徒の大半は集団生活の中で自立の力などを養う「教育的入舎」のため利用している。2月下旬には保護者らが宿舎の存続を求める約7千人分の署名を県教委に提出。「子どもの成長の場を奪わないでほしい」と切実な声が上がっている。

 県内には、知的障害の児童生徒が通う県立特別支援学校9校1分校のうち、那須と栃木(栃木市)の2校に寄宿舎がある。