楼門前で行われた保存修理事業の起工式

 【真岡】高田の国史跡「高田山(たかださん)専修寺(せんじゅじ)」で7日、国重要文化財「楼門(ろうもん)」保存修理事業の起工式が行われ、関係者約30人が工事の安全を願った。

 同寺は浄土真宗の開祖親鸞(しんらん)が唯一建立した寺院と伝わる名刹(めいさつ)。楼門(高さ約9・6メートル、屋根面積約87平方メートル)は江戸中期の建築とされ、老朽化などで修復が急務となっていた。

 式は楼門前で執り行われ、住職に当たる栗山純秀(くりやまじゅんしゅう)輪番(78)が厳かに読経を上げる中、参列した檀信徒や工事関係者が次々と焼香し無事故や順調な作業を祈念した。

 工期は2025年秋までの予定で現時点の事業費は2億4240万円。式後に責任役員総代の長岡辰夫(ながおかたつお)さん(81)は「3年半後に完成した際には本山の法主をお迎えして落慶法要を営みたいと考えているので、皆さんも健康に留意してほしい」などと参列者に呼び掛けた。