雪に埋まった遭難者の救助を想定し、連携して雪を掘る参加者ら

 【那須】ボランティアらでつくる那須山岳救助隊と那須塩原署は6日、登山者が雪崩事故に巻き込まれたと想定した山岳遭難救助雪上訓練を、湯本の「那須ロープウェイ」山麓駅周辺で実施した。参加者は降りしきる雪の中、救助方法などを学んだ。

 気温が上がって雪崩が起きやすくなる3月上旬に毎年実施しており、今回は13人が参加。開会式で同隊の渡部逸郎(わたなべいつろう)隊長(74)は「(2017年3月に起きた)雪崩事故の時もこのような天気だった。本番と思って十分訓練してほしい」とあいさつした。

 参加者は積雪2メートルほどの斜面で、雪に隠したビーコン(電波受発信器)の捜索や、連携して雪を効率よく掘る訓練などに取り組んだ。

 初めて雪山訓練に参加した同署地域課の中村嘉希(なかむらよしき)巡査(20)は「今回の経験を生かして、救助の場で臨機応変に対応する」と話した。