ネット討論会に臨む(右から)相馬憲一、鈴木隆、星雅人の3氏=5日午後、大田原市内

 任期満了に伴い13日告示、20日投開票で行われる大田原市長選の立候補予定者ネット討論会が5日夜、同市中央1丁目のトコトコ大田原を会場に開かれた。今後の市のビジョンや地域振興などに関し、自身の考えを発表。動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信された。

 討論会は那須野ケ原青年会議所が主催。前県議相馬憲一(そうまけんいち)(64)、市議の星雅人(ほしまさと)(37)と鈴木隆(すずきたかし)(63)の新人3氏が参加した。4選を目指す現職津久井富雄(つくいとみお)氏(71)は「都合が悪い」と欠席した。

 市の将来像である「理想の大田原」について、相馬氏は「市民一人一人が毎日笑顔で暮らすことができる市」、星氏は「誰一人取り残さない持続可能なまち」、鈴木氏は「全国の自治体の手本となるワンランクアップの市」を掲げた。

 経済政策や産業振興を巡り、相馬氏は「神社仏閣、古墳、城址(じょうし)など多くの歴史的資源を大切に保存しながら誘客したい」、星氏は「消費する食料やエネルギーを地域で作る地消地産の考えで地域経済をつくり直す」、鈴木氏は「商工業、農林水産業の質を上げ、大田原でしかできない商品やサービスに取り組む」と主張した。

 子育てや教育、福祉分野で相馬氏は「お年寄り家庭と介護担当者をオンラインでつなぎ、体調確認など行う見守りサービスを導入する」、星氏は「高齢者の生活の負担となっている国民健康保険税と介護保険料を引き下げる」、鈴木氏は「高齢者の免許返納後の移動手段確保のため、具体的支援を検討したい」とした。

 3氏とも公園整備を主張。相馬氏は「若草中近くの水辺公園計画を復活させ再整備を行う」、星氏は「子どもや若者、市民の声を取り入れ生活を彩る公園を整備する」、鈴木氏は「高齢者が集い、子どもが安心に過ごせるよう公園の芝生化などを図る」とした。