13日告示、20日投開票の大田原市長選を皮切りに那須、壬生、益子、栃木の5市町長選と7市町議選が4月下旬にかけて行われ、「ミニ統一地方選」の様相となっている。大田原市長選は現職に新人3人が挑む市政初の4氏による戦い。栃木、益子は継続か刷新かを問う現新一騎打ちの市町長選となりそうだ。那須、壬生町長選は現職以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。一方、市町議選では日光市、那珂川町などで激戦が予想されている。

 

 大田原市長選は、4選を目指す現職津久井富雄(つくいとみお)氏(71)=自民、公明推薦、前県議会議長の相馬憲一(そうまけんいち)氏(64)、市議3期の星雅人(ほしまさと)氏(37)と同1期の鈴木隆(すずきたかし)氏(63)の新人3人が立候補を表明した。

 新型コロナウイルス禍で集会を開けず、各陣営は早朝のつじ立ちや街頭演説を展開。会員制交流サイト(SNS)でもアピールし、前哨戦も熱を帯びている。

 栃木市長選は、再選を目指す現職大川秀子(おおかわひでこ)氏(74)と、宇都宮大名誉教授の新人高際澄雄(たかぎわすみお)氏(73)が立候補を予定している。

 前回市長選で、当時の現職との激戦を制した大川氏は昨年9月に立候補の意向を示し、今回は自民党の推薦を得た。高際氏は、現市政に疑問を持つ住民らが候補者擁立を目指して立ち上げた市民団体の会長で、今年1月に出馬を表明した。

 益子町長選は、5選を目指す現職大塚朋之(おおつかともゆき)氏(56)と、元町議会議長で前町議広田茂十郎(ひろたもじゅうろう)氏(67)による保守系同士の激突が予想される。両氏は月内に公約を発表する方針だ。

 那須町長選は、現職平山幸宏(ひらやまゆきひろ)氏(59)=自民、公明推薦=が町議の大半の支持を受け再選を目指す。

 壬生町長選は現職小菅一弥(こすげかずや)氏(59)=自民推薦=が、昨年12月の町議会定例会で4選出馬を表明。2月24日の立候補予定者説明会に出席したのは現職陣営だけで、3期連続の無投票が濃厚となっている。

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 市町議選は今春、4市3町で行われる。

 定数24(欠員1)の日光市は、現職2人が引退する。現職21人に新人を加えて計30人前後が立候補を予定しており、激戦必至の情勢となっている。

 栃木市は定数が30(欠員1)から2減の28になる。立候補予定者説明会には現職26、新人7の計33陣営が出席した。選挙戦となる見通しだ。

 下野市はベテラン議員を中心に現職5人が引退を明言する一方、8人前後の大量の新人が立候補するとみられる。現在は欠員1だが、18の議席を巡って選挙戦となる公算が大きい。

 定数が17(欠員1)から1減の16になる那須烏山市は、現職16人の大半が立候補する予定。新人数人も意欲を見せており、選挙戦が見込まれる。

 壬生町は複数のベテラン議員が引退するが、これを上回る新人が立候補し選挙戦となる見通し。立候補予定者説明会には定数16に対し、現職12、新人5の計17陣営が出席した。

 定数が16(欠員1)から3減の13になる高根沢町は、現職5人が不出馬の意向。元職2人、新人2人が立候補する予定で、選挙戦の様相を呈している。

 那珂川町(定数13)は、欠員2を除く現職11人の大半が立候補の意向を固めた。新人7陣営が立候補予定者説明会に出席し、激戦も予想される。