後期高齢者対象歯科検診事業の県内実施市町数と受診率

 高齢者の歯や口腔(こうくう)の機能が低下する「オーラルフレイル」を予防しようと、県後期高齢者医療広域連合と県歯科医師会は2022年度から、歯科健診の充実に取り組む。口腔機能に関する項目を強化し、保健指導がしやすい集団形式の普及を図る。将来的に県内全市町での実施を目指し、受診率向上につなげる考えだ。

 同連合は14年度から県内市町に委託し、75歳以上の後期高齢者の歯科健診を無料で実施。ただ、全市町で行われているわけではなく、対象者の範囲も異なる。同連合のまとめでは、21年度は同8月末時点で17市町にとどまっている。県内全体での受診率も1桁台が続き、同時点で5.3%(一部見込みを含む)。

 また、同連合と委託契約する形で集団形式の歯科健診を行っている市町はない。対象者は個人の歯科医院などで受診しており、口腔機能チェックの実施状況にはばらつきがある。