プレー間に仲間へ声をかける渡辺(右から2人目)。選手間の細かなコミュニケーションがチームの浮上の鍵だ=1月2日のアウェー群馬戦より

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスの今季リーグ戦が、3月から終盤戦に突入する。ここまでの通算成績は22勝10敗で東地区4位。激戦のチャンピオンシップ進出争いから抜け出すため、チームに求められるものは何か。副主将の渡辺裕規(わたなべひろのり)が指摘するのが「試合中のコミュニケーション」だ。

 背番号13が怒っていた。完敗した9日の天皇杯準決勝・川崎戦。試合終了のブザーと同時に膝に手を突き、誰よりも険しい表情を浮かべた。「試合展開に納得いかなかった。(決勝で敗れた)昨年より、あっさり負けた感じ」。中盤に相手が強みとする3点シュート攻勢にさらされ、一気に大差をつけられた。結果以上に内容を悔いていた。