看護師(左)の声掛けに応じながらワクチンを接種する女性(中央)=25日午後、那須塩原市塩原(県提供)

ワクチン巡回接種のため施設に物品を運び込む関係者=25日午後、那須塩原市塩原

看護師(左)の声掛けに応じながらワクチンを接種する女性(中央)=25日午後、那須塩原市塩原(県提供) ワクチン巡回接種のため施設に物品を運び込む関係者=25日午後、那須塩原市塩原

 新型コロナウイルス感染による高齢者の死亡が県内で急増している。感染が拡大した1月以降、25日までに59人が死亡し、うち70代以上は56人。高齢者施設でのクラスター(感染者集団)も33件と頻発し、感染は広がっている。重症化リスクの高い高齢者への感染を食い止めるため、県は同日、高齢者施設へのワクチンの巡回接種などを開始した。

 県内のコロナ患者の死者は2年間で計176人。約3割がこの2カ月で亡くなり、ほとんどが高齢者だ。医療機関に入院中に死亡した人が42人、施設療養中が10人、死亡後や救急搬送後に感染が確認された人が4人だった。

 オミクロン株はデルタなどの従来株に比べ重症化する割合は低いとされているが、基礎疾患のある高齢者が罹患(りかん)すると急速に持病が悪化する場合がある。県によると、本人や家族が集中治療室(ICU)での治療を希望せず、重症者として計上されずに亡くなるケースもあるという。