都道府県別女子の大学進学率(2021年春)

 2021年春の本県女子の4年制大学進学率が45.3%だったことが、23日までに分かった。最高は東京の74.1%、最低は鹿児島の34.6%で、本県は都道府県別で23番目。女子の進学率が男子を上回ったのは徳島と沖縄の2県のみで、地域と性別による二重の格差の存在が浮き彫りになった。全国の進学率は女子51.3%、男子57.4%で、ともに上昇傾向にあった。

 文部科学省が例年算出している方法を使い、最新の学校基本調査に基づいて共同通信が試算した。

 女子の大学進学率を都道府県別にみると、大学が多数立地する東京と京都(66.8%)が突出している。50%超は12都府県あり、主に都市部とその近郊だった。

 下位には九州や東北、中国地方が目立った。男子の進学率が50%を超えたのは24都道府県で、女子の2倍に上った。

 都道府県内の男女格差は、山梨が男子72.7%、女子54.5%で1.33倍と最も大きかった。本県は男子51.9%で1.14倍となった。

 差が生まれる要因として有識者は地域ごとの所得格差や大学の都市部偏在、地域や性別による進学への価値観の違いを指摘する。

 栃木県教委は「さまざまな要素が複雑に絡み合っており、分析が難しい」とした上で「各校は進路指導で将来の多様な選択肢を示し、生徒の世界を広げることが大切だ」と現場での丁寧な対応を求めた。

 女子進学率最下位の鹿児島県教委は男子も低いことを踏まえ「他県より普通科に通う高校生が少なく、専門高校に通う生徒が多い。大学進学を目指して高校に進む割合が小さい」と説明した。