【鹿沼】市社会福祉協議会が高齢者向けの訪問介護から2021年度末で撤退する方針を固めたことが22日、市社協への取材で分かった。新型コロナウイルス禍や高齢化によるスタッフの退職、経営難が理由で、利用者約30人は民間事業者へ引き継ぐ方向で調整している。同時に障害福祉サービスの居宅介護等事業も終了する方針で、3月1日の理事会で正式決定する。

 市社協は2000年の介護保険制度創設時に、市嘱託のヘルパーを正職員として雇用し訪問介護サービス事業を開始した。事業開始から単年収支はほぼ赤字が続いており、デイサービスなど他事業の収益で賄ってきた。累積赤字は2140万円に上るという。