学童野球ルール改正

 学童野球について、全国軟式野球連盟(全軟連)は今年から(1)試合は6イニング制とし試合時間は1時間30分(2)ホームベースの大きさを一般用と同一に拡大-のルール改正を決め、全国の都道府県支部に通知した。栃木県野球連盟も各市町大会、県大会で導入する。投手や捕手の投球(返球)数を減少させるとともに、炎天下などでの試合時間を短縮し選手の健康管理を強化することが狙い。ホームベースの拡大は、ストライクゾーンを広げることによる投手の負担軽減が目的だ。同野球連盟の渡辺起祐(わたなべかつゆう)専務理事は「選手の健康を守ることが最優先」としている。

 これまで県内の学童野球は1試合7イニング制で、試合時間は1時間40分としていた。新ルールでは1イニング短縮され、1時間30分を経過後に新しいイニングには入らない。同点の場合はタイブレークになる。五回終了時7点差のコールドゲームの規定は変更しない。

 ホームベースは、幅38.1センチ(15インチ)の学童用から、一般用の同43.2センチ(17インチ)に拡大する。全軟連は、各チームが一般用ホームベースを準備する都合などを考慮して本年は全国大会のみで採用し、2023年から全国一律で導入するとしている。ただ本県では、これまで学童野球も一般用のホームベースが埋め込まれている球場を使用することがほとんど。埋め込みホームベースの上に学童用のホームベースを置くことは、ベースに厚みがあって選手がけがをする危険性があることなどから、学童用を使用せずに一般用を使用しており、同連盟は影響はないとみている。

 今回のルール改正について、渡辺専務理事は、投手ばかりでなく捕手が肘や肩を故障するケースも増えていることを挙げ「成長期の育て方は重要。小学生で故障して野球ができなくなることを減らし、長く野球を続けられるようにしていきたい」。ルール改正の試合への影響については「スピーディーでスリリングな展開になる試合が増えるのではないか」とみている。

 選手の健康管理を巡っては、本県では2020年度から投球制限を1日7イニングから1日70球とした。