牛乳パックを前に消費拡大を呼び掛ける出口委員長(右)

 【益子】新型コロナウイルスの影響などで牛乳や乳製品の需要が減少する中、町農業委員会は21日、会議などで配布する飲み物をこれまでの清涼飲料水から牛乳に切り替えることを決めた。町役場で同日開いた総会から始め、出席者は紙パック(200ミリリットル入り)の本県産牛乳を味わいながら会議を進めた。

 コロナ禍で一部を除き農産品の消費が落ち込んでおり、町農業委の自主事業として初めて企画。この日の総会に出席した農業委員13人と町農地利用最適化推進委員12人に1パックずつ配られた。今後は月1回の総会などで牛乳を提供するという。

 町農政課によると、町内で酪農に携わる農家のうち搾乳しているのは5軒。町農業委の出口靖雄(でぐちやすお)委員長(61)は「牛乳の消費拡大への支援と魅力の発信につなげられるようにしたい」と期待を込めた。

 全国的な生乳の供給過剰で年末年始に大量廃棄される懸念が生じたことなどを受け国、県は牛乳の消費拡大を呼び掛けたほか、業界団体も乳業関係者が率先して牛乳を飲む運動を提唱してきた。