美術館として活用されることになった毛野小旧大久保分校

茶禅華オーナーシェフの川田智也さん(提供写真)

開館準備のため、旧分校の整備作業を進めるボランティアスタッフたち

美術館として活用されることになった毛野小旧大久保分校 茶禅華オーナーシェフの川田智也さん(提供写真) 開館準備のため、旧分校の整備作業を進めるボランティアスタッフたち

 栃木県足利市大久保町の毛野小旧大久保分校で開設準備が進む美術館「スタートアップミュージアム」の館内カフェ運営に、優れた飲食店を紹介する「ミシュランガイド東京」の三つ星中国料理店「茶禅華(さぜんか)」(東京都港区)のオーナーシェフ川田智也(かわだともや)さん(39)らが協力することが19日までに分かった。同分校で学んだ川田さんは、市内産ショウガを使った茶などを提供する。開館日は4月21日に決まった。

 川田さんは運営監修と商品提供で協力する。茶禅華で提供している中国茶をベースに、名草地区で栽培されたショウガを活用したオリジナルブレンドティーを開発中。「大久保分校は私にとって特別に懐かしく、なくなってほしくない場所。大自然の中で育ったことが仕事にも生かされている。機会があれば、足利のためにお手伝いしたかった」と話している。

 市出身で京都市内でチョコレート専門店「Dari K(ダリケー)」を創業した吉野慶一(よしのけいいち)さん(40)もカフェでの商品提供を申し出ているという。

 市まちづくり民間活力応援補助金事業の第1号として同美術館を開設する一般財団法人おもい・つむぎ財団(岩井町)の川端秀明(かわばたひであき)代表理事は「地元出身の起業家からの協力申し出はありがたい。分校の雰囲気が残る美術館にしたい」と話している。

 今月1日には同分校を保有する市と同財団の賃貸借契約がスタートし、ボランティアスタッフらが建物内の片付けなどに着手した。

 同財団と下野新聞社は、県民や企業、団体から運営に必要な支援金、協賛金の協力を呼び掛けている。詳細はホームページ「スタートアップミュージアム」に掲載されている。(問)同財団0284・43・8913。