栃木県警本部

 県内でも深刻な特殊詐欺被害が続く中、県警は新年度、家庭や学校を回り、被害防止を呼び掛けるキャラバン隊を発足させる。その名も「サギ・撃隊(げきたい)(仮称)」。特殊詐欺事件の容疑者から押収した名簿に載っていた家庭などを訪問する。県警によると、特殊詐欺に特化して戸別訪問する組織は全国で初めて。県は2022年度一般会計当初予算案に関係経費1700万円を計上した。

 県警によると、これまでは地域の集まりを利用した防犯講話やコールセンターからの家庭への電話などで被害防止を直接呼び掛けてきた。だが防犯講話への参加者は限られているため、より多くの県民に対策を伝えようと、キャラバン隊結成を決めた。

 キャラバン隊は民間事業者に委託して運用。2人1組で青色回転灯パトロールカーに分乗して戸別訪問する。容疑者から押収した名簿に情報が記載されていたことなどを伝え、防犯機能付き電話機を紹介する方針。犯人からの電話「アポ電」があった地域では車からスピーカーで呼び掛ける。