栃木県教育委員会が入るビル

 3月に実施する県立高入試について県教委は17日、新型コロナウイルスの影響で当日の試験や別日に設けた「特別の選抜」を受けられなかった生徒を対象に、中学校から提出される書類のみで合否を判定すると発表した。感染拡大の第6波の長期化に備え、追加の救済措置を講じる。

 3月7日に行われる全日制一般選抜では、新型コロナ陽性者や有症状の濃厚接触者を対象にした「特別の選抜」を22日に実施する予定。同17日の定時制は30日、通信制は各高校が日にちを定めて実施することとしている。

 今回新たに設けた書類選抜は、「特別の選抜」に申し込んだが再び感染したり、濃厚接触者になったりして受験できない生徒が対象。調査書などを基に、募集定員とは別枠で合否を判断する。

 第6波により3学期に入って学校での休業が相次ぎ、県内の入試にも影響が出ている。2月7、8日に実施された県立高全日制の特色選抜では、新型コロナの影響で5人が欠席、19人が別室受験となった。

 濃厚接触者に関しては、当初「無症状かつ陰性確認」を条件に別室受験を認めるとしていたが、保健所業務の逼迫(ひっぱく)で検査が間に合わない場合でも、無症状なら受験できるよう見直した。

 県教委は「受験機会が失われないよう環境を整えるので、安心して体調管理や勉強に取り組んでほしい」としている。県立高入試の詳細は県のホームページで公表するほか、中学校を通じて生徒や保護者に周知する。