辻さん(右)の同行援護を受ける高橋さん。「障害者が気軽に外出できる機会を増やしたい」と願う

 【宇都宮】視覚障害者の“目”となって外出を支援する同行援護サービスを提供しようと、視覚障害がある戸祭3丁目、高橋一枝(たかはしかずえ)さん(70)らが一般社団法人「心の窓」を立ち上げ、1月に事業を開始した。「利用者のニーズに応じた支援を心掛けたい」と、車両を使った遠出や数人のグループ利用などに積極的に取り組む。

 高橋さんは30歳の頃に目の病気「加齢黄斑変性症」を患い、視野の中央から徐々に見えづらくなった。今は周縁がわずかに見える程度という。同じ障害がある仲間たちと観光地や映画館などへ出掛けるのが大好きで、同行援護を何度も利用してきた。

 しかし高橋さんによると、一般的な同行援護では、事前の予約が必要となり急な外出には応えてもらいにくい。仲間たちとの団体利用は「けがのリスクがある」などとして断られるケースもあったという。「利用者の目線に立ったサービスを提供したい」と法人の立ち上げを決めた。