全国高等学校長協会賞を受賞した永田さん(小山高専提供)

 【小山】小山高専建築学科3年の永田詩織(ながたしおり)さん(18)は、本年度の「全国高校生読書体験記コンクール」(公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会主催)で全国高等学校長協会賞を受賞した。最高賞の文部科学大臣賞に次ぐ2位相当の賞。有川(ありかわ)ひろさん著の「イマジン?」を題材に、悩みながら夢を見つけていった過程を体験記としてまとめた。

 同コンクールには全国から約8万3500点の応募があった。各都道府県から選出された作品を辻原登(つじはらのぼる)さんや角田光代(かくたみつよ)さんら5人の中央選考委員が審査した。

 永田さんは同校に入学後、夢に向かって努力をしている人たちに出会った一方で、頑張れる夢がない自分が嫌いだったという。「イマジン?」を読み、夢に向かって頑張る主人公が心が振れた出来事を「折り目」と表現した言葉が心に残った。

 「夢の折り目」と題した体験記では、学校で先輩の模型制作を手伝う中で感じたことや前向きな心境の変化を人生の「折り目」とし、物語と重ね合わせた。模型が完成し、「折り目」が増えたことで自分への愛着が湧くようになった過程を丁寧につづった。

 永田さんは「自分の心の中を言葉にした作品がたくさんの方の共感を得られ、とてもうれしいです」と話した。

 読書体験記は同振興会のホームページから閲覧できる。