県勢唯一の入賞となった男子大回転8位の深澤(足大付)=安比高原スキー場

 第71回全国高校スキー大会(インターハイ)は10日、4日間にわたる熱戦の幕を下ろした。岩手県八幡平市の安比高原スキー場ほかでアルペンなどを行い、県勢は同男子大回転で深澤嵩晴(ふかさわこうせい)(足利大付)が8位で唯一、入賞した。県勢の戦いぶりを振り返る。

 アルペンには本県から13選手が出場。大会直前で女子の優勝候補横尾彩乃(よこおあやの)(足利大付)らがけがで棄権したが同校勢の奮闘は光った。

 8位入賞の深澤は得意な緩斜面、軟らかい雪質を追い風に男子大回転で県勢2年ぶりの入賞。権田(ごんだ)武蔵(むさし)が13位、横尾錬(よこおれん)も15位と続いた。回転は中島崇秀(なかじまたかひで)が12位と惜しかった。

 女子は1年生の中村凜々香(なかむらりりか)が出走順に恵まれなかったものの大回転、回転ともに29位。鈴木杏(すずきあん)は本調子を取り戻せず大回転46位だった。

 今回のコースは比較的なだらかで、硬い雪の上に軟らかな雪が降り積もる荒れやすいコンディション。特に男女大回転は1回目から途中棄権が相次ぎ、荒れたコースを滑る出走の遅い選手でも上位にくる「ラッセルレース」となった。足利大付の源田道昭(げんだどうしょう)監督は「選手層は今までで一番厚い。しかし環境に左右されやすい弱みも出てしまった」と総括した。

 足利大付勢以外は男子回転の塩田優介(しおたゆうすけ)(作新学院)の39位が最高成績。このほか本県関係では宇都宮市出身の永澤壮馬(ながさわそうま)(秋田・角館)が8位入賞を果たした。

 17日からの秋田国体の会場となる花輪スキー場は足利大付勢の大半が好む急斜面、アイスバーンのゲレンデ。地元国体で天皇杯(男女総合成績)、皇后杯(女子総合成績)を獲得するためにも、横尾彩を筆頭に少年種別で得点を重ねたい。