長年、宮っ子に親しまれている「チャット」(右)と「チョコチャット」

 金色の包装パッケージに楽しそうな8羽の鳥のイラスト。宮っ子にとってなじみが深い菓子「チャット」(130円)は、詩人書家の相田(あいだ)みつをが命名した。「おしゃべりのお供に」との思いが込められているという。

Web写真館に別カットの写真

 1915(大正15)年創業の老舗和菓子店の看板商品は、先代の3代目が約60年前に考案した。しっとりとした薄皮の中には、バターを混ぜたたっぷりの白あん。上品な甘さのせいか、飽きのこない味だ。店主の桧山昌彦(ひやままさひこ)さん(52)は「開発当時、店ではまんじゅうや朝生菓子が主流。なじみが薄い乳菓でしたが、お客さんにすんなり定着したようです」と語る。

 30年ほど前には「チョコチャット」(同)も登場。こちらは銀のパッケージで、本店や宮カフェ、駅ビルなどの店舗限定で販売している。チョコレートを練り込んだ皮の中には、通常のチャットと同じ白あん。濃厚な味わいが楽しめる。

 宮っ子から、おやつや贈答用として親しまれ、現在は年間約100万個を製造。「緑茶やコーヒー、紅茶、牛乳など、どんな飲み物でも合う」(桧山さん)という万能ぶりも、多くの人に愛されている理由かもしれない。

 メモ 宇都宮市伝馬町4の5▽営業時間 午前8時半~午後5時半▽定休日 水曜▽(問)028・634・6810