農地付き空き家に移住し、家庭菜園を楽しむ藤田さん夫妻

 【栃木】市内への移住促進などにつなげようと市農業委員会が本年度、売買・貸借条件を大幅に緩和した空き家付き農地が11日までに2件購入された。購入者からは「家庭菜園にちょうどいい畑がセットで満足」などと好評で、ニーズの掘り起こしにつながっているようだ。課題は市空き家バンクへの登録物件数の少なさ。同委員会は登録増に向けて協力を呼び掛けている。

 同委員会は昨年4月、空き家に付属する農地を1平方メートルから売買・貸借できるようにした。農地法は農地の売買・貸借については耕作面積を原則5千平方メートル以上とするよう定めているが、同委員会や市建築住宅課には家庭菜園などを目的とした小規模の農地と空き家をセットで購入したいという問い合わせが年間10件ほど寄せられていたため、条件を緩和した。