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地面に降り積もった雪=10日午前9時15分、宇都宮市旭1丁目

 栃木県内は10日、低気圧と上空に流れ込んだ寒気の影響で県内全域で雪が降り、宇都宮では今季初めての積雪を記録した。交通機関などに目立った混乱はなかったが、雪によるスリップ事故が4件発生し、ホームセンターでは対策用品を買い求める動きも目立った。

 宇都宮地方気象台によると、積雪計がある土呂部で午後6時に64センチ、那須高原で38センチ、奥日光で14センチ、宇都宮では午前8時に1センチの積雪を観測した。最低気温は奥日光で氷点下5・6度、那須高原同3・4度、土呂部同2・8度、宇都宮は0・6度まで冷え込んだ。

 JR東日本やネクスコ東日本によると、県内の鉄道や新幹線、高速道路で雪による混乱はなかったが、県警の午後4時までのまとめでは小山、佐野、日光、茂木署管内でスリップによる物件事故が4件発生した。

 ホームセンターカンセキ真岡店では対策用品を求める動きが活発化した。事業所の駐車場などに使う融雪剤は25キロ入り、10キロ入りともに在庫がなくなり、問い合わせも相次いだ。スコップは数種類あるうち、押し出して除雪するラッセル型が売り切れるなどした。

 副店長の堀江直樹(ほりえなおき)さん(34)は「今回は雪の予報が出始めた7日ごろから事前に買って備える動きが目立っていた」と話した。

 一方、複数のタイヤ販売店によると、既にスタッドレスタイヤの交換を済ませた人が多いとみられ、10日に交換に訪れた客はまばら。宇都宮市錦3丁目、ミスタータイヤマン宇都宮錦店の運営会社社長野口光一(のぐちこういち)さん(49)は「この雪でどうしても交換が必要という方を数件対応した程度。9日は問い合わせが増えたが、在庫が無くて難しい場合もあった」と話していた。