市内を巡り販売を行う生徒たち

 【栃木】滋賀県の県立八幡商業高生が25日、市中心部の大通り周辺で、地元などの名産品を売り歩く「行商」体験を行った。全国各地の近江商人の足跡をたどり、当時の商人の働きを学ぼうと1、2年生25人が参加。市内を回りながら対面販売を行い、汗を流した。

 同校では「近江商人再生プロジェクト」として、5年前から夏休みを利用した行商体験を実施。有志の生徒たちが毎年近江商人ゆかりの地を回り、仕入れから販売までを行っている。今回は21~27日の日程で、1都5県7カ所を回る。

 同校が市で行商体験を行うのは今回が初めて。近江商人が北関東を頻繁に訪れていたことや、商人の子孫が市内にいることから訪れた。

 今年は地元のほか、富山県や新潟県などで仕入れた名産の食品など約60種類を販売。生徒たちはすれ違う人たちへ積極的に声を掛け、丁寧に商品説明を行うなど、熱心に活動に取り組んだ。

 同校2年水谷李(みずたにすもも)さん(16)は「たくさん購入してくれる人や飲み物を差し入れてくれる人がいて、地域の温かさに触れられた。この経験を生かせる職を探したい」と笑顔で話した。