展示されている「京都」(左)と「小山」

 【小山】地場産繭を使用した独自ブランドの展開を目指す市の結城紬(つむぎ)第4弾となる新作着物がこのほど完成し、JR小山駅西口、ロブレ1階の「おやま本場結城紬クラフト館」で展示が始まった。初代小山氏・小山政光(おやままさみつ)の妻寒川尼(さんがわに)の人生をイメージした4種類で、地機織りと染色は市内の伝統工芸士5人が手掛けた。今回は初めて藍染めや飛び柄を用いたデザインも採用された。

 小山独自の結城紬ブランドの展開は、2013年度から始まった。三拝川岸、養蚕農家五十畑茂(いかはたしげる)さん(70)が育てた繭を使用している。

 デザインは、東京の着物スタイリスト石田節子(いしだせつこ)さん(63)に依頼した。寒川尼が乳母としてつかえた源氏の紋「笹竜胆(ささりんどう)」を飛び柄であしらった「京都」、源頼朝との面会に向かった舟の川下りを表現した藍染めの「隅田宿」など4種類。製作費は約160万円。