高校教育の将来像を考えるため栃木県教委が設置した有識者会議(会長・人見久城(ひとみひさき)宇都宮大大学院教授)は9日、今後の望ましい県立高の在り方について提言をまとめ、荒川政利(あらかわまさとし)教育長に提出した。学校規模は従来通り1学年4~8学級が適正とし、生徒数の減少を受け「高校教育の質の維持・向上のためには学校の統合は避けられない」と結論付けた。県教委は提言を踏まえ、新年度から第3期高校再編に向けた本格的な検討に入る。
提言では4~8学級の維持が望ましい理由として、生徒同士が切磋琢磨(せっさたくま)する機会の確保や教育の質の維持などを挙げた。