宇都宮市茂原町のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」の火災で、施設からの消防通報が発生から約50分後となり、市消防局から指導を受けたことが9日の市議会議員協議会で明らかになった。市民や事業者にごみ排出量の5割削減を求める「非常事態」を踏まえ、市議からは初動態勢や防火対策の改善を求める意見が相次いだ。
市によると、施設内の「ごみピット」で発生した火災は、火災報知機の発報で認知した。受託事業者がクレーン操作室に駆け付け、放水銃2基を遠隔操作して消火作業を始めた。しかし火勢が収まらず、消防に通報したという。