記者会見する東武宇都宮百貨店の守社長(中央)=8日午前、大田原市

3月2日にリニューアルオープンする東武宇都宮百貨店大田原店=8日午後

記者会見する東武宇都宮百貨店の守社長(中央)=8日午前、大田原市 3月2日にリニューアルオープンする東武宇都宮百貨店大田原店=8日午後

 東武宇都宮百貨店(宇都宮市宮園町、守徹(もりとおる)社長)は8日、大田原市美原1丁目の大田原店で記者会見を開き、9月に開店20周年を迎える同店を3月2日にリニューアルオープンすると発表した。リニューアル第1弾では家具インテリア販売の「ニトリ」をテナントとして先行開業し、新たな顧客開拓を目指す。衣料品売り場を縮小した上で既存商品を集約する改装をし、サービス機能の強化なども図る。

 大型専門店で構成する3階にニトリを導入する理由について、守社長は「ニトリは幅広い客層を持っている。今までご来店いただけていないお客さまに来ていただけるのではないか」とシナジー(相乗効果)を期待した。

 リニューアル第1弾では約1億2千万円を投資し、同店の約6割に当たる2、3階を再編する。

 3階は現在営業する手芸専門店「ユザワヤ」に加え、リニューアルオープンに先駆け「ニトリ」が25日に開店する。ニトリの売り場面積は約2900平方メートル。

 2階は売り上げが伸び悩む衣料品の売り場を45%縮小し、3階にあった「サービスカウンター」や「リビング」「子ども関連商品」を移設する。

 衣料品の落ち込みや新型コロナウイルス禍で百貨店の売上高は全国的に厳しい状況となっている。大田原店は長年維持してきた年間50億円超の売上高が17年度から下回っている。

 守社長は「(このままでは)淘汰(とうた)される危機感を持っている。今のお客さまの新しいライフスタイルやニーズに対応していくことが大変重要」と説明した。

 またリニューアルを経た2022年度の同店の売上高についてはニトリなど定期賃貸借のテナントの売り上げを含め45億円を目標に掲げた。

 23年春完成予定の第2弾リニューアルでは1階を「美と健康」「食」をテーマに再編する。同店の売上高の50%を占める食品ゾーンの充実を図るほか、セルフコスメや理美容サービスを提供するテナントを導入する方針を示した。