シーズン最盛期に入ったものの、コロナ禍の影響で来場者が伸び悩む県内スキー場=4日午前11時50分、那須町大島のマウントジーンズ那須

 新型コロナウイルスの感染急拡大で、シーズン最盛期を迎えた県内スキー場が苦境に立たされている。「まん延防止等重点措置」が本県などに適用されたことを受け、学校のスキー教室の予約が軒並みキャンセルに。十分な積雪、北京冬季五輪の開催など好条件がそろっていながら積極的に来場を呼び掛けにくい状況に、関係者からは「もったいない」との声が上がっている。

 那須町大島の「マウントジーンズ那須」は、1月の来場者数が約2万5千人だった。本県への緊急事態宣言発令と重なった昨年に比べ5割増えたが、コロナ前の水準より2割ほど少ない。2月の平日も1日当たり約350人と、やはり例年の6~7割にとどまっている。土屋稚史(つちやまさし)支配人(50)は「年明けから好調なスタートを切れていたので残念。(重点措置の)影響はやはり大きい」とため息をついた。

 痛いのは平日の貴重な収入源である団体客の減少。全国的に感染拡大が進んだ1月中旬から、県内外の小中学校など計18団体(計約3千人)からスキー教室の延期・キャンセルの連絡が入った。さらに原油価格高騰により暖房や人工降雪機を動かすために必要な重油も値上がりし、経営が苦しくなっているという。