気になる話題をアンケートで掘り下げる「子育てリサーチ」。新型コロナウイルス感染拡大を受け、子育て・経済対策として行われた18歳以下の子どもへの10万円相当の給付について、無料通信アプリLINE(ライン)の登録者などに聞いた。何かと出費の多い子育て世帯にとって給付自体はうれしいものの、子育て中の人に限られたり、所得制限が設けられたりしたことに否定的な見方が多かった。

 アンケートは1月中旬に実施し、LINEやツイッターを通じて男女81人が回答した。

 10万円の使い道について複数回答でうかがうと、18歳以下の子どもがいる73人のうち52%が貯金を選択。進学時の学費にしたいと考えているようだ。このほか、家族旅行・お出掛け(19%)、日用品や学用品(18%)、学習塾や習い事の月謝(12%)と続いた。日常の家計の足しにしようとする人と、将来に向けて蓄えようとする人とに分かれた。

 給付について賛成かどうかの質問には、81人のうち「賛成」が43%に対して「反対」20%、「どちらとも言えない」37%となった。ただ、賛成と回答した人もコロナ後の増税など将来を不安視する声もあり、手放しに喜んでいる人は少なかった。

 反対、どちらとも言えないとした人からは「減税や税金の見直しが先」「子育て中でなくても生活に困っている人はいる」「所得制限を撤廃する自治体も多く、市町で差をつけるのは不公平」といった意見が寄せられた。

 回答者の性別は女性70人、男性8人、回答なしが3人。給付に賛成と答えたのは女性のおよそ半数だった一方、男性は2割程度だった。一概には言えないが、男性の方がより否定的に捉えていることがうかがえた。18歳以下の子どもがいない人で賛成と答えた人はおらず、子育て中の人に限られた給付に納得していないようだ。

 

賛 成

 

 いただくのでもちろん賛成ですが、年齢制限に違和感あり大学生の子どもがいる家庭はより支出が多いと思われる。
【宇都宮市、40代女性】

 給付は現金で、なるべく事務費用がかからない方法を希望します。
【宇都宮市、30代男性】

 コロナで少しずつ減っている給料。その足しになるので賛成。給料が少し減ったくらいでは何も補助はないので。
【真岡市、30代女性】

 入学に必要な物を買い、旅行費用の足しにする
【真岡市、40代女性】

 子どもの名義で作った口座に貯金した。使い道は後々自分で考えてほしい。
【日光市、40代女性】

 教育費はあればあるだけいいのでありがたい。ただ、自分を含め「あったらありがたいけどなくても大丈夫」ぐらいの経済レベルの人も受け取れたのは疑問。
【宇都宮市、20代女性】

 この先、いつ、どうなるかわからないので、貯金、と言っても、子どもの学費用の貯金にしました。わが家には大学生の子もおり、一番費用のかかる時期だと思うので、大学生向けの支援もあるとありがたいです。
【大田原市、40代女性】

 制服等でお金がかかるので、進学時はとても助かります。進級学年ならあればうれしいけど…位ですかね。
【高根沢町、40代女性】

 賛成だけど今後増税でマイナスだろうと思う。
【宇都宮市、30代女性】

 子どもがいない世帯の方でもコロナでの経済停滞で困っている方は多いと思う。給付金は不安な将来のため貯金したい気持ちでいっぱいですが、子どものために役に立つことに、さらに今の世の中に回るような使い方をしたいと思います。
【上三川町、30代女性】

 未来ある子どもたちに有効に使えるようにすることは良いことだと思う。
【真岡市、30代女性】

 成長とともに必要なものが次から次に出てきて大きな買い物をするとき大変助かる。
【宇都宮市、30代女性】

 

反 対

 

 給付金より減税の方が手続きも簡潔で早く全員に行き渡り公平だと思います。DVなどで受け取れないということもなくなるはず。
【宇都宮市、40代女性】

 全国民に給付か、コロナ禍で頑張っているのに低賃金で働く看護師や介護士、保育士などエッセンシャルワーカーのために使ってほしかった。
【宇都宮市、40代女性】

 県内でも宇都宮市や鹿沼市みたいに所得制限をなくしている自治体もある。給付対象に差をつけるのは不公平。ちょっと納得できない。
【下野市、40代女性】

 ばらまくならばらまくで国民が納得できる理由や方法がほしかった。終始グダグダで、市町村に丸投げ。そこに反感を覚えます。
【下野市、30代女性】

 納税している皆に不平等感が無い使い方をしてほしい。食品の消費税を一定期間下げるなど。
【那須塩原市、40代女性】

 主人のみのお給料で所得制限がかけられ、仮に夫婦で900万ずつ稼いでいる(世帯収入は1800万になる)家庭が補助金がもらえるのは不公平。
【宇都宮市、40代女性】

 給付より前に、まず減税、税金の使い方の見直しが先だと思う。
【宇都宮市、30代男性】

 一律給付は、もう要らない。本当に困っている人にだけ給付すべき。
【小山市、50代男性】

 18歳以下だけじゃなく全国民が給付されるべきでは?
【鹿沼市、40代男性】

 18歳以上の学生にだって対等にあげてほしかった。子ども1人分10万円もらったら間違いなく生活費ですが、16歳のためまだ入金にはなってません。
【佐野市、40代女性】

 

どちらとも言えない

 

 振り込みのため、口座から下ろすことはない。日々の支払いと変わらず引き落としにされてます。
【さくら市、40代女性】

 将来子どもたちに負担がかかるのではないかと心配です。
【宇都宮市、30代女性】

 将来の学費として貯金できるからありがたいが、子どもの保育園から大学までの教育費を抑える仕組みを作った方が有効でないか。
【栃木市、30代女性】

 全ての人への給付が好ましいと思う。
【宇都宮市、30代女性】

 給付するならば所得制限は無しにするか、所得制限を設けるのならば医療のために使ってほしかった。
【宇都宮市、30代女性】

 小学校の学用品購入に充てたり、幼児のおむつや児童館の備品に充てるなど、子育てサービスの充実化をはかってほしいです。
【宇都宮市、30代女性】

 わが家は子どもがいないので給付されません。できなかった夫婦です。子どもがいない夫婦や、独身者等はこういった恩恵が毎回受けられません。なんだか不公平に感じました。
【市貝町、40代女性】

 結局は税金で、自分の子どもたちがそれを背負っていくのかと考えると複雑。
【日光市、30代女性】

 主人がコロナと定年でダブル減給。仕事の政治対策もお願いしたい。
【日光市、50代女性】

 テレビなどで年末の炊き出しの様子などを見た。本当にお金に困っている人たちがもらうべきなのではないかとも思ってしまう。
【宇都宮市、30代女性】

 今年小学生になる娘に机とベッドを買う予定です。消費の拡大の促進はいいことですが、今後の税金のことを考えると複雑な思いでもあります。
【日光市、40代女性】

 本当に必要な給付だったのか疑問が残りました。
【宇都宮市、40代女性】

 本当に必要な人に必要な支援が行われず、お金をばらまくだけになっている。富裕層には必要ない。
【宇都宮市、40代女性】

 今もらったために、後々の税金が上がるとか、国として必要なところにお金を回せないなどの結果になるなら、もらわなくてよかったのかもしれない。
【高根沢町、30代女性】

 18歳以下に限らず、困っている方(大学生やコロナの影響で失業など)へ給付を。現金給付もわかるが、貯金にまわらず経済に還元できるような方法での給付を検討していただきたい。
【宇都宮市、30代女性】