県産イチゴが使われた米高級レストラン「JONT」のかき氷(県農政部提供)

 県農政部は1月、米国の高級レストラン向けに初めて県産イチゴ「スカイベリー」を輸出した。イチゴ生産販売の新日本農業(小山市)が生産し、グルメガイド本のミシュランガイドで二つ星を獲得したレストラン「JONT(ジョント)」(米ワシントン)へ納入した。厳しい検疫などがハードルで、米国向けイチゴ輸出は伸び悩んでいるが、発信力が高い高級店を突破口に販路の拡大を目指す。

 県農政部によると、昨年夏、本県出身者が勤務する米国の食品輸入コンサルティング会社から、県産農産物の輸出を持ち掛けられたという。両者で協議し、品目をイチゴに決定した。輸出用イチゴの生産者には、海外展開の実績がある新日本農業を選んだ。

 第1便は1月中旬、2パック入り12箱を輸出した。JONTからは、甘みや香りが高く評価されて「継続して使いたい」と好感触を得た。追加発注につながり、第2、3便では各24箱を納入した。コンテンポラリー(現代風)アメリカ料理を扱うJONTでは、甘酒と生クリームを使ったかき氷に添えるソースなどに使われた。