新校舎のイメージ図(県教委提供)。手前が校舎で、奥の黒い屋根は体育館。

 栃木県教委は4日までに、足利高と足利女子高を統合して4月に開校する「足利高」の新校舎の詳細な設計(実施設計)を公表した。3階建ての校舎中央部に自習スペ-スや発表会場として使える多目的広場「ソフィアコート」を設け、上階まで吹き抜け構造にするのが特徴。2024年9月の利用開始に向け、22年度に建築工事が始まる。

 新たな足利高は、体育館やグラウンドも含め旧市民会館跡地と足利女子高の敷地にまたがって整備する。

 校舎の延べ床面積は約8860平方メートル。ソフィアコートは、伝統の足利銘仙をイメージした藤色をアクセントカラーとして壁面に取り入れている。県教委の高校再編担当者は「生徒のコミュニケーションや活動の場とし、学校の一体感を育んでほしい」と説明した。

 主体的な学びを促すことを狙いとして、1階の自習室と2階の図書館を直接行き来できるように階段で直結させ、近くにはコンピューター室も配置する。

 「進学に重点を置く単位制」を導入する新校は、生徒の興味関心や習熟度などに応じた多様な選択科目が設けられるため、六つの講義室を配置して対応する。各階にバリアフリートイレを設け、エレベーター1基も設置する。校舎北側の体育館はバスケットボールコート4面を配置できる。

 整備費は既存施設の解体費を除き約70億円。設計図などは県教委のホームページ(県立高再編のページ)で公開している。