栃木県教育委員会が入るビル

 今月から始まる県立高の入学試験について、栃木県教委は3日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者になった場合でも無症状であれば各校の別室で受験できるようにすると発表した。これまで「陰性確認」を条件としていたが、国の方針を受けて変更した。

 同日、荒川政利(あらかわまさとし)県教育長が定例記者会見で説明した。今月7、8日に行われる特色選抜から適用となる。保健所業務の逼迫(ひっぱく)により検査を受けられない状況があるため対応した。

 感染者となった受験生に対しては既に代替日を設けており、3月7日行われる全日制入試では22日に「特別の選抜」を実施。同17日の定時制は30日、通信制は学校によって日程を定める。

 どちらも受けられない場合を想定し、追加の対策を取る。文部科学省が示している追試や書類選考のみでの選抜などが想定されるが、具体的な方法は今後詰めるという。

 会見では3学期以降、休校や学級・学年閉鎖となった県内公立学校が2日時点で延べ381校(小学校254校、中学校77校、高校50校)となったことも公表。1月21日時点の延べ118校の3倍以上となった。

 県立学校には状況に応じて時差登校や分散登校などを行うよう求めており、荒川教育長は「生徒にとって3学期は重要な時期。なるべく授業を止めない方向で対応を検討したい」との考えを述べた。