表示器が盗まれた電車前面(野岩鉄道提供)

 日光市と福島県南会津町を結ぶ会津鬼怒川線を運営する野岩鉄道(日光市藤原)は3日、南会津町の会津高原尾瀬口駅のホームに停車していた車両の計10カ所から部品が盗まれたと発表した。2日、福島県南会津署に被害届を提出した。

 野岩鉄道によると、被害に遭ったのは「6050型」の車両で2両編成。盗難されたのは行き先などを示す方向幕や方向幕を動かす機械で、車両の前面や側面、車内などに設置されていた。いずれの部品も車内に入らないと入手できないが、窓が割られた形跡はなかったという。

 1日午前5時半ごろ、始発前の車両点検をしていた運転士が、部品がなくなっていることに気付いた。1月31日午後9時15分に同駅に終電で到着した際には異常はなかったとしている。夜間は無人だった。2月1日以降のダイヤに影響はなかった。

 野岩鉄道は再発防止策として、駅構内の巡回の強化や防犯カメラを設置する方針。担当者は「被害品は列車の安全運行やお客さまの案内に欠かせないもの。警察などと連携し、再発防止に努めたい」としている。