1月の代表合宿に参加した小池。攻守の鍵を握る存在として3度目の五輪に臨む=北海道苫小牧市内、JIHF photo 永山礼二

 5戦全敗だった2014年ソチの屈辱から、初勝利をつかんだ18年平昌(ピョンチャン)五輪。あれから4年、3度目の舞台に立つ小池は世界の強豪国と互角に戦うために何が必要か模索し続けてきた。

 チームとともに個人として最も重視しているのが攻撃力の向上だ。昨年8月の世界選手権で過去最高の6位になったとはいえ、日本の得点は7試合で計12点。これまで攻撃の中心だった敵陣に放り込んだパックへFWが突っ込む戦術だけでは限界を感じていた。

 「強豪国は敵陣でパスをつないで点を取っている」と、攻撃の幅を広げる必要性を痛感。飯塚祐司(いいづかゆうじ)監督の指導の下、パックを奪ってから慌てず状況を判断して攻撃を組み立てていく意識を養ってきた。

 DFとして攻撃の起点になることも多く、「攻撃で敵陣に入った時も自分の役割は重要だと思っている」。相手の素早いチェックをかわすためフェイントの練習を重ね、瞬時にシュートを打てるようにスティックを大きく振らないリストショットも習得した。

 元女子日本代表監督でHC栃木日光アイスバックスの藤澤悌史(ふじさわよしふみ)監督は「小池は(数的優位の)パワープレーでの起用が多いし、自陣からの攻撃参加がポイントになる」と分析。平昌五輪で2得点だった小池は「好機を逃していたし、練習してきたことをできれば」とゴール増を目指す。

 “本業”の守備の準備も怠りない。相手との競り合いでスティックを出さず、足を動かして前に出る動きを徹底。トレーナーの分析を生かし、体の位置や入れ方の意識を変えた。持ち前の体の強さも生かして相手より一歩先に入れるようになり「バトルでの成長を実感」している。

 代表の守備戦術は積極的に前へ出てパックを奪うことが柱。チームとして「守りの時間を短くして攻撃につなげたい」という思惑がある。いい守備からいい攻撃へ、小池は両方の鍵を握る存在だ。