【小山・野木】2021年の1年間に市消防本部の救急車が出動した件数は7885件で、前年より318件増えたことが、31日までの同本部のまとめで分かった。前年は新型コロナウイルス感染拡大による病院の受診控えが市民に広がり出動件数が減ったが、コロナ禍2年目の昨年は反動で元に戻ったとみられる。

 出動件数の内訳は急病が5053件と最も多く、全体の64%を占めた。次いで負傷が1024件、転院搬送は781件だった。誤報やいたずらによる出動は44件あった。

 実際に救急搬送した人員は7303人で、前年比421人増だった。このうち風邪の症状を含めた新型コロナの疑いのある患者の搬送は2438人だった。コロナ陽性患者の搬送は42人。受け入れ病院探しに手間が掛かり、最長では搬送時間が4時間4分に及んだことがあったという。

 猪瀬治雄(いのせはるお)消防長は「陽性患者の場合は保健所、受け入れ病院の調整が必要。患者数が増えているときは余計に時間がかかる」と説明している。

 一方、火災件数は39件で前年比4件増。内訳は建物火災が23件、車両火災が12件など。出火原因は放火が7件、コンロが6件だった。火災による死者は3人、負傷者は5人。損害額は約8600万円だった。