子どもたちに配るパンを準備する皆川さん(中央)

 【宇都宮】市内の任意団体「こども応援朝ごはんとおやつカフェなないろ」は、昨秋から月2回、地域の子どもにパンなどのおやつと憩いの場を提供する「おやつカフェ」を、市総合福祉センターで開いている。ひとり親家庭などを支援する取り組みで、2月には雀の宮4丁目の天台宗寺院「正光寺」も協力し、同寺でも始める。食品はフードロス対策に取り組む企業からの寄付などでまかなっており、新たな協力者も探している。

 カフェは同団体が企画した。毎月第2、4水曜、同センターで県若年者支援機構が開く学習支援教室に団体スタッフが訪問し、パンや焼き菓子、飲料を提供している。

 同団体の皆川純子(みなかわじゅんこ)会長(42)は普段、学生服のリユース事業を行っている。子どもの貧困について関心を持ち、朝食やおやつなどの「見えにくい食」の課題を解決しようと考えた。活動の場を探していたところ、学習支援教室がおやつを募っていると知り、昨年10月にカフェを開始した。

 教室には、夕食を取っておらず「空腹で集中できない」と声を上げる子どもがいた。カフェを始めたところ、その場で食べずに翌日の朝食のため持ち帰る子どももいるという。おやつを選んでもらう際にゲームを行っており、子ども同士の交流の機会にもなっている。

 提供する食品は、市内のパン店などから無償で提供を受けている。皆川会長は「おなかを空かせて悲しい思いをする子を一人でも減らしたい」と、さらなる協力を呼び掛けている。

 2月からは、正光寺でも毎月第2、4日曜の午後3~4時半、おやつカフェを開催する。参加無料。

 (問)同団体070・1579・0320。