金子市長に優勝を報告した大島さん(右)

 【佐野】佐野日大高3年の大島茄巳琉(おおしまかみる)さん(18)は、アジア地域の障がいのある若い世代が競い合う国際総合競技大会「バーレーン2021アジアユースパラ競技大会(アジアパラリンピック委員会主催)」の男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した。26日には金子裕(かねこゆたか)市長に優勝を報告し、今後の活躍を誓った。市は大島さんに市スポーツ賞を贈った。

 競技大会は選手たちが国際経験を積む機会やパラリンピックへの登竜門として、4年に1度開催されている。

 昨年12月にバーレーンで開かれた大会には30カ国から約700人が出場。水泳や陸上競技など計9種目で勝敗を競った。

 先天性四肢形成不全の障害がある大島さんは200メートル個人メドレーで4位、100メートル平泳ぎで6位入賞を果たした後、100メートル背泳ぎの決勝に臨んだ。2017年に続く2度目の出場となった大島さんは「初出場の際はメダルに届かなかったので、今回は必ずメダルを取ると決めていた。背泳ぎは最終日だったのですごく不安だったが、優勝が決まってうれしかった」と振り返った。

 市役所で開かれた優勝報告会では金子市長が「日頃の地道な努力が金メダルにつながったと思う」と功績をたたえた。市スポーツ賞審査会で満場一致で賞の授与が決まったことを伝え、賞状と天明鋳物のメダルを大島さんに手渡した。

 大島さんは4月からパラ競泳に力を入れている国士舘大に進学し、パラリンピックの日本代表を目指す。「日本新記録更新を目標にこれからも頑張ります」と熱い思いを語った。