少年女子2000メートルリレー順位決定戦 8位でゴールした本県チームのアンカーの平岡(日光明峰高)=日光霧降スケートセンター

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」冬季大会スケート・アイスホッケー競技会第5日は28日、日光霧降スケートセンターほかでスピードスケートとアイスホッケーを行い、スピードの少年男子1000メートルの湯澤大翔(ゆざわやまと)(日光明峰高)は6位、少年女子2000メートルリレーは8位で入賞。この日でスピードは全日程を終了した。

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 大会前までリレー経験者はゼロ。国体仕様の急造チームが皇后杯得点を確保した。

 スピードスケート少年女子2000メートルリレーの本県が8位入賞。篠原侑愛(しのはらゆうあ)(日光明峰高)は「一人一人が丁寧に、個人のベストな滑りをできた。全員、初めての入賞です」。表彰状を手に笑みがこぼれた。

 順位決定戦の1走は篠原。「全然、感覚が違う」とバトンを持ちながらの慣れない滑りに苦しみ、4番手で増田朱華(ますだあやか)(作新学院高)にパスした。

 大会前にこなした練習はわずか2回。技術不足は「丁寧さ」(増田)で補った。大きな声を掛け、相手の体の前にバトンを差し出す。3走の久綾花(ひさあやか)(同)へ、アンカーの平岡由圭(ひらおかゆうか)(日光明峰高)へと確実につないだ。

 少年女子のリレー種目に「TOCHIGI」のユニホームが駆ける光景は、県連盟の関係者も「長年、記憶にない」。阿久津竜平(あくつりゅうへい)監督も「まさか地元国体で出られるとは」と巡り合わせに目を丸くする。競技人口の少なさ故に長くかなわなかった瞬間が、絶好の舞台で訪れた。

 普段の練習も共にこなす4人。唯一の3年生である篠原は卒業後、競技から離れるため最後の国体となった。「こんな経験、最初で最後。スケートは個人種目が基本だけど、みんなで滑るのは楽しかった」。一期一会の出会いをかみ締めた。