金谷プディング

中川浩司さん

金谷プディング 中川浩司さん

 日本最古の洋式ホテルとされる日光金谷ホテルの明治、昭和、平成それぞれの時代のプリンを一度に堪能できる。フルーツケーキのような甘さが特徴の明治、しっかりとした食感の昭和、滑らかな舌触りの平成の味を食べ比べると、時代ごとに味のはやりや違いを感じることができる。

 2023年に創業150周年を迎えることから、食を通じてホテルの歴史を感じてほしいと昨年11月に販売を始めた。

 明治のプリンは、料理長の中川浩司(なかがわこうじ)さん(49)が残されていた手書きのレシピから試行錯誤を重ね再現した。中川さんは「調理法が細かく書かれていない上、単位や材料名は今の時代と違うのでレシピを読み解くところから苦労した」と話す。アプリコットソースやフィンガービスケットなどがのっており、三つの時代の中でも特に甘めで、「甘ければ甘いほどおいしいと言われた時代なのだと思う」と説明する。

 一方、昭和の味にはイチゴのソースがかかり、酸味と甘さのバランスが良い。平成の味は現在もホテルのレストランで提供されているプリンで、生クリームが入っており滑らかさが特徴だ。中川さんは「時代ごとの料理長が工夫してきたプリンを歴史に思いをはせながら楽しんでほしい」と話した。

 ◆メモ 1800円▽日光市上鉢石(はついし)町1300。ホテルギフトショップ、レストラン、東武日光駅構内の「ザ・金谷テラス」でも提供▽営業時間 ギフトショップは平日午前8時~午後5時半(休日6時)▽(問)0288・54・0007。