再開を前に、看板を掛け替えた大平下病院

再スタートを切る大平下病院の医師や看護師。前列中央が関口理事長

再開を前に、看板を掛け替えた大平下病院 再スタートを切る大平下病院の医師や看護師。前列中央が関口理事長

 【栃木】2019年の台風19号で被災し、休止していた大平町富田にある精神科病院「大平下病院」が2月1日に新体制で再スタートする。災害派遣精神医療チーム(DPAT)で同病院を担当した赤城病院(前橋市江木町)の関口秀文(せきぐちひでのり)院長(40)が「市内唯一の精神科病院をなくしてはいけない」と新理事長となって引き継いだ。

 大平下病院は1955年に設立され、地元の医療法人「栄仁会」が運営してきた。病床数は144。認知症治療などを行い、約70年にわたって地域の精神医療を支えてきた。

 しかし19年10月12日の台風19号直撃による永野川決壊で、1メートル以上床上浸水。患者や看護師ら計約80人が被災した。翌13日にはDPATや災害派遣医療チームが病院に駆け付け、5日間で患者全73人を移送した。