「ある患者さんと白血球の型が一致したという連絡がございました」

 先月下旬、見覚えのない電話番号からの留守番メッセージに正直ひるんだ。「誰かの役に立てるなら」と、約20年前にドナー登録した日本骨髄バンク事務局からの連絡。定期的に郵送されてくるニュースを手に取るときだけ、自分が登録者であることを思い起こす程度だった自分は、完全に意表を突かれた。

 少し前、テレビなどで流れていた同バンクの支援キャンペーンCMがあった。俳優木下(きのした)ほうかさんが語りかける。「ドナー登録の年齢制限で、もうすぐ僕もドナー卒業。任せとけっていう若い人が現れてほしいなぁ」。登録は54歳までと知り、残りの年数を逆算したものだった。「(登録できる年齢が関係して)毎年2万人の以上の人がドナーを継続できない」という言葉も印象に残った。

 「縁がないのか」と思っていた矢先に巡ってきた機会。心の準備はできている。ただ、体の状態はどうか。提供するにはこの先、厳しい健康チェックが待ち受ける。結果は次回報告したい。