モカブレンド(右)とホットケーキ

老舗の雰囲気が漂う落ち着いた店内

モカブレンド(右)とホットケーキ 老舗の雰囲気が漂う落ち着いた店内

 もうすぐ創業50年を迎える老舗カフェの看板メニュー「モカブレンド」(460円)は、店内で直火焙煎(じかびばいせん)した4種のコーヒー豆を使った、香り高く、雑味を感じさせない一杯だ。

 セットで注文の多いホットケーキ(450円)はボリュームたっぷり。2代目店長堀越敬介(ほりこしけいすけ)さん(49)が「昔ながらの味を子どもにも楽しんでほしい」と提供を始めた。コーヒーの味わいを邪魔しないよう、癖のないコーヒーシュガーのシロップを添える。

 現在は弟の大介(だいすけ)さん(45)と店を切り盛りする。

 先代の父俊匡(としまさ)さん(故人)は群馬県太田市出身。足利市内の百貨店勤務などを経て「コーヒーをもっと身近なものに」と、現在地で創業した。洋品店を改装し、当時は珍しかったカウンター越しのオープンキッチンを採用した。

 ネットのなかった時代。カフェは今以上にくつろぎの場であり、商談や出会いの場でもあった。「今も来てくれる創業以来のお客さんがいる。お客さん同士で結婚した方もいる」と敬介さん。「足利には個人経営のカフェ、喫茶店が多い。街に寄り添うカフェがもっと増えて、市内の活性化につながればいい」と願う。

 ▼メモ 足利市伊勢町3の9の9。木曜定休。午前9時~午後9時。コーヒーのテークアウト、コーヒー豆のひき売りも行っている。(問)0284・42・9608。