消毒液スタンドを前にトロフィーなどを持つ生徒ら

 【宇都宮】ボランティア活動に取り組む青少年を表彰する「第25回ボランティア・スピリット・アワード」で、晃陽中特別支援学級が全国で8組だけに贈られる「SPIRIT OF COMMUNITY(スピリット・オブ・コミュニティー)奨励賞」に輝いた。足踏み式の消毒液スタンドを作り、公共施設などに寄贈する活動を、2020年7月から続けていることが評価された。

 同アワードは、青少年が積極的にボランティア活動に参加できる社会環境の醸成を目指し、プルデンシャル生命保険などが毎年行っている。今回は全国から442の個人と団体から応募があった。同賞は中学、高校生の2部門から各4組が選ばれ、昨年12月に表彰された。

 晃陽中特別支援学級の消毒液スタンド作りは、自立活動の一環で週に2時間ほど行っている。昨年度は3人、本年度は10人ほどで作業に当たり、これまでに約140台を作った。校内の各教室で活用しているほか、近隣の地区市民センターや郵便局、保育園といった公共施設などに約100台を贈った。

 坂本弘志(さかもとひろし)副校長(56)の指導の下、生徒たちはそれぞれの得意分野を生かして分担しながら作業。電動ドライバーを使うなどし、柱やペダル、ボトルを載せる台などを作っている。

 材料の節約や耐久性を考慮し逐次、ペダルや柱に改良を加えている。生徒の発案で、車いすの利用者も使いやすいように、手で押せるレバー付きのスタンドも作製した。

 3年村山魁(むらやまかい)さん(15)は「柱が曲がらないよう、1本だった柱を2本にするなど工夫して作っている。(受賞は)ちょっとうれしい」と笑顔を見せた。坂本副校長は「よく集中して作業を続けたので、100台を超えるスタンドを製作できた。自分で自分をほめてほしい」と話した。