【佐野】市内などの小、中、高校生でつくるクリケットチーム「佐野ブレーブス」が2021年日本19歳以下クリケットリーグ(日本クリケット協会主催)で優勝し、17日に市役所で報告会を開いた。前回は2位で悔し涙を流し、2年ぶり2度目の日本一。選手たちは熱戦を振り返るとともに、今後の飛躍を誓った。
佐野ブレーブスは08年から「佐野ジュニアクリケットクラブ」、15年から「北関東ブレーブス」として活動し、19年に現在の名称となった。メンバーは25人。20年1月に南アフリカ共和国で開かれた19歳以下のクリケットワールドカップの日本代表選手、女子日本代表などが在籍している。
同リーグは昨年7~11月、市国際クリケット場を中心に国内計7カ所で開かれ、全国のクラブチーム8団体がしのぎを削った。
佐野ブレーブスはリーグ戦6試合で全勝し、11月14日の決勝大会に進出。準決勝で102対100の接戦を制した後、「メンインブルートウキョウ」との決勝戦に臨み、161対112で王座をつかみ取った。
報告会で主将の野口柊(のぐちしゅう)さん(18)は「チームメートの助けがあり、自分にとって最後のリーグで最高の結果を残せた。後輩たちには来年も再来年も優勝目指して頑張ってもらいたい」と話した。
金子裕(かねこゆたか)市長は「クリケットを通して成長する皆さんの今後に期待します」とチームの功績をたたえた。