29、30の両日に大田原市黒羽向町のホテル花月で開かれる第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局で大田原市は20日、28日に行う予定だった前夜祭と30日の大盤解説会を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、判断した。2年連続の中止で、将棋ファンからは「がっかりした」と落胆の声が漏れた。
津久井富雄(つくいとみお)市長は「多くの市民が期待し、参加希望者も多かったが、2年続けての中止。悔しく残念な思いだが、棋士の安全を最優先に考えた。コロナ対策を万全にしたい」と述べた。
今回は渡辺明(わたなべあきら)王将=名人、棋王を含む三冠=(37)に藤井聡太(ふじいそうた)四冠=竜王・王位・叡王・棋聖=(19)が挑む頂上対決が注目されており、参加希望者の当選倍率は前夜祭が40倍、解説会が8・6倍に上っていた。
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