秋元さん(右から2人目)と一緒にボッチャを体験する生徒ら

 【日光】2012年ロンドンパラリンピックの「ボッチャ」日本代表秋元妙美(あきもとたえみ)さん(43)=東京都調布市=と日本ユニバーサルボッチャ連盟の古賀稔啓(こがとしひろ)理事長(68)ら2人が14日、今市特別支援学校を訪れ、中学部の1~3年生19人とボッチャを通じて交流した。

 県オリンピック・パラリンピック教育推進事業の一環。パラリンピックへの関心を高め、チャレンジ精神や努力の尊さを考えようと同校が企画した。

 脳性まひがある秋元さんは21歳の時にボッチャを始め、電動車いすに座って足を使いプレーする。この日は生徒の補助でデモンストレーションを行ったり、生徒と一緒にゲームをしたりし、生徒たちは古賀理事長らの指南を受けながらプレーを楽しんだ。

 生徒を前に秋元さんは「うまくいかないことがあるのは当たり前。いろいろな人の手を借りてやり方を考え、努力すれば次につながる」とエールを送った。

 3年猪飼日湖(いかいにこ)さん(15)は「選手と会うのは初めてでうれしかった。秋元選手の技がすごかった」と笑顔で話した。