移住促進のための動画の一場面(宇都宮市提供)

 【宇都宮】首都圏在住の若者の市内への移住につなげようと、市は動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用した動画広告の配信を始めた。市が行う移住や子育てなどの支援策をアニメ形式で紹介している。視聴者属性を人工知能(AI)で分析したデータなどを基に情報を効果的に発信するデジタルマーケティングの手法を取り入れ、移住を検討する可能性のある子育て世代などにピンポイントで配信する。

 動画は子育て編、女性編、転職希望者編の3本があり、1本約3分半。それぞれ17万5千回の広告表示を予定している。女性編と転職希望者編は昨年12月20日、子育て編は今月7日に公開した。

 苦手なニンニクを宇都宮餃子(ぎょーざ)で克服して宇都宮が好きになったという設定のキャラクター「ヴァンパイア(吸血鬼)」が、別のキャラクターとの掛け合いを通じて市の魅力や支援策を分かりやすく伝えるストーリーとなっている。

 視聴対象は、主に首都圏在住の子育て世代や20~30代の女性、転職希望者としている。ユーチューブが視聴者属性や動画の視聴履歴などのデータをAIで分析し、子育て中の親には子育て編を再生するなど、視聴者に適した動画を配信する仕組みだ。

 動画の説明欄から、移住相談を受け付ける特設ホームページへアクセスできるようにしており、3月末までに150人の相談者確保と、将来的に5世帯の移住実現を目標としている。

 事業費は900万円。動画は「宇都宮ヴァンパイア」とインターネットで検索すると閲覧できる。